パリ、テキサス
ひさしぶりにまたこの映画を見ることができた。
群馬県でいえば太田市原宿町といったところかな。
あの原宿ではなくて、太田市の原宿。
フランスのパリではなくて、テキサスの砂漠にあるパリ。
そこに辿りつこうとしていた主人公の
過去の記憶とこれからに続く物語。
ずいぶん前に観たものだから記憶がうっすらしていて、
たしかエンディングはピンクのセーターの場面だった。
でも実際は違ってた。
たっぷり開いたピンクのもさもさのセーターが
あまりにも印象的すぎて記憶が
すり変わっていたのかな。
ヴェンダースの作品の中で一番すきな映画。
静かだけど力強い。
大好きな映画。
子供は大人が思っているより本当はとても強くて、
大人の方がとても弱かったりする。
純粋で無垢で、昔はみんな子供だったのに
そんな事は忘れちゃったり。。。
いつも弱い大人が子供をふりまわして
子供はそれを受け止めることしかできないんだ。
この作品にでてくる男の子が
優しくて強くてまっすぐだったのが
何よりも救いだと思う。
オススメの一本!!