10.09.2012

タイ回想5




青い色の馬が描かれたテーブルに心を奪われつつ
向こうでは何かをすりおろす音とスパイスの香りがする。

ロン毛のヒッピーのようなおじちゃんが冷えたグラスを静かに置いてくれた。
スパイスとジンジャーの香り。とろけるような甘い飲み物。チャイ。
今までであったことのない、濃厚なチャイ。おいしい…おいしい…

「前も来た事があるだろ。覚えてるよ」
とタバコをふかしながらおっちゃんは話かけてきてくれたけど、
きっと相方に似た坊主の日本人と間違えているんだな…
このチャイに出会えてよかった。
これを飲みにまたいつかパーイに来よう…

パーイでは徒歩とバイクで、特にどこへ行くでもなくブーンと。
高校生ぶりにバイクを運転したけど、
あらためてずいぶんと楽ちんで気軽な乗りものだな。
やっほーい!




さぁ、ずいぶんとのんびりできた。そろそろ場所をかえようかな。
お隣の国ベトナムへ。長い長い移動の日々のはじまりはじまり。
(タイ回想5)